麻の生態

光に透けたライトグリーンの麻の葉はそれは美しかった記憶があります。
滅多なことではお目にかかれない日本の麻、当時なんとか麻畑見学ツアーに参加できました。麻そのものの特徴は、とても興味深いものでした。

麻は夜眠るらしい

麻は夜眠ると聞きました。
夜の間、葉っぱが少ししゅんと下がるんだそうです。
植物なのだからもちろん生き物ですが、犬や猫みたいにちょっと動物チックな
自己主張を感じる可愛さが、麻にはありました。
とても不思議。
初めて見た麻は、植物としては見たことのない感覚でしたが
でも同時にとても懐かしい植物のようにも思えました。
何よりも、見た瞬間に何だかわからない感動がありました。

和柄の麻の葉模様

 

和柄で「麻の葉模様」というものがあります。
あの幾何学模様は麻の葉っぱを表していますが、葉の数は偶数です。
実際の麻の葉は、かならず奇数だと教えていただきました。

実際数えてみるとその通りでしたが
奇数の方が好きだからいいなとは思いますが、なぜ柄の方は偶数なんでしょうか?
誰かご存知の方がいたら教えてほしいです。

麻にまつわる話は
スピリチュアルでは、穢れを祓う能力だったり
健康には有益な素材だったり、衣料や燃料やコスト面から言っても様々な良い面がありますが
実際に見たというこの思い出そのものが宝物になりました。

理科の授業のような、単純に麻の生態についてだけでも十分面白いと思いました。
そのまま持って、一歩外へ出ただけでもエラいことになるので
特別視してしまっていたのかもしれませんが、いや、そうじゃないと思いたい・・・。

麻には性別があるらしい

麻はオスとメスがあるってご存知ですか?

畑見学に行った時に、ちょうど今の時期に花がついているのがオスだと言われました。
メスは開花の時期がオスより、もう少し後ろにずれるそうです。
見学に行ったのは8月の終わり頃だったと思います。

オスの本数はそれほど数がなくても、畑全体の受粉が十分出来るということで
オスの麻1本だけを、試しに根っこから抜いてみせていただきました。

どうなったと思いますか?

土から抜かれた麻は、数分後には葉っぱがしょぼんと枯れてしまいました。
水が足りないからというほども時間が経っていないにも関わらず。

「大地から切り離された…」麻のつぶやきが聞こえてきそうでした。

そして、地面に生えていた時はそれほど香りがしなかったのですが
ぶわっと一気に茎や葉から麻の清々しい香りが沸き起こりました。

これが麻の神髄なのかも

この現象が、麻の本分のような気がしてなりません。

麻はエネルギーのホース、大地との繋がり、地球との繋がりが他の植物よりダイレクトなのではないかと感じました。
お米も育つ場所によって、味は大きく変わります。
麻も育つ大地のエネルギーをふんだんに含みそうです。

精麻も美しい。その糸で織った布も神々しい。
ヘンプも編んでいるだけでいい気分になれる。

でも大地に根付いた、エメラルドグリーンの活きた麻が一番好きです。

見学した麻畑は、サムハラ神社奥の院の最寄り駅が存在する津山線の続きにありました。
今はもうこの畑はありません。
当時からSNS等で写真は掲載しないようにと言われましたが、個人的に見るだけはOKだと許可をいただきました。
麻の写真をたくさん撮っています。

今でもその美しい緑の写真は、見るだけで癒されます。掲載できないのが残念です。

私が尊敬する南方熊楠先生が、もし今も生きていたらメールで「麻を研究してください」と送っていたでしょう。

最もその時代には、麻はどこにでも生えている当たり前の植物だったのかもしれないですね…。

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